「好きな遊びに全力になれない奴が
仕事に全力になれるわけない」
(byタモリさんらしい)
就活の時、「学生時代に何をしましたか?」という質問に対し、
「誰よりも、真剣に、全力で遊びました!」
と第一声目で答えていました。
実際に社会人を16年、
そのうち3つの会社で9つの部門を経験した身として、
本気でやれば
遊びも仕事も同じ
と本当に思います。
だから、学生時代に沢山遊んだことは、
悪いことではない!!
・・という大義名分の元、
大学時代に「真剣に」遊んだ記録です。
■自然人倶楽部
《NOT Wikipedia》
・早稲田大学「公認」アウトドアサークル
・創立1988年
・山登り、川下り、自転車旅、各種企画と様々なイベント
・企画提案・自由参加型。
・アウトドア初心者から上級者まで誰でも参加可
・サークル人数60~80人(各学年約20人)
大学の新歓勧誘の中で、興味を持ったのがこのサークルでした。
惹かれた理由は、好きな時に企画に参加できる自由さでしたが・・
ある企画に参加した事をきっかけに・・
どっぷりハマりました。
ハマり過ぎて、3年の時には幹事長(代表)にもなっていました。
■初めの一歩
新歓が落ち着いてきた4月中旬、ラウンジで
「GW10日間で南九州を自転車旅するけど、どう?」
と、当時の幹事長のY田さんと、企画者のYマテツに誘われました。
正直、入学したばかりでまだ慣れていない大学生活初めてのGW。
知っている人も少ない中での長期企画参加。
スカイメイトを使うとはいえ、お金も結構かかる。
自転車もアウトドアの装備も持っていない。
一瞬そんな不安も頭をよぎりましたが、それ以上に
やってみたい!という気持ちの方が強く、
「行きます!」
と即回答。
今思えば、この時の「一歩」が、サークルにハマるきっかけでした。
同時に、その後人生に影響を及ぼす数々の経験をすることになる最初の一歩目でもありました。
ちなみに、その道は、
「夢中になれる道」でもあり、
「堕落の道」でもありました・・
■初めての自転車旅企画
・自転車輪行。重い荷物を持って満員電車移動し空港へ。
・空港ではスカイメイト(キャンセル待ち)のためドタバタの飛行機搭乗
・雨の場合楽しさは1/10
・I川が途中でこけて救急車で病院へ(今ではそんなI川も医者)
・暗くなっても目的地につかず、暗い夜道のナイトラン(後で月例会で怒られる)
と、大変な思いもありますが、
その何百倍もの楽しさ!!!!
■自転車旅の魅力
①重い荷物から解放され、知らない街を自転車で走る開放感
②見知らぬ街で、その瞬間しか見れない景色が見れる
③日本各地のおいしい郷土料理と酒
・・・これは妄想です。
実際は、お金もないいので質より「量」でした。
地方に行っても、大体チェーン店の「焼肉食べ放題」か「ココイチ1300g(無料)」でした。
ただ、動けなくなるほどお腹を空かせて、ようやくたどり着いた街で、仲間と食べる食べ放題は美味しかった。
・次にどこを目指すか、どこに泊まるか(テントを張るか)、全て自分達で臨機応変に決める
・一緒に旅する仲間との共通体験
■社会人に通じる3段階の楽しさ
最初の企画に参加してすっかりハマった私。
平日はバイトと飲み会に明け暮れ、長期休暇は企画に明け暮れるという完全にサークル中心の生活に。
遊びであれ、本気になると色々な楽しさがありました。
■1つ目「沢山参加して自分が楽しむ」
参加すればするほど、色々な仲間と、色々な場所で、色々な経験が出来ます。
■2つ目「企画を立てて他の人にも一緒に楽しんでもらう」
だんだん「この楽しさを他の人や後輩にも教えたい」と、自分で企画を立てるようになります。
企画者になると、どのルートにするか、安全面、費用、メンバーの調整、参加者の多さによる装備レンタル手配、万が一の在京連絡人との連絡など、考えるべきことと責任が出てきます。
でも、それ以上に、「参加してもらうためにはどうするか」「楽しんでもらうためにはどうするか」、そしてやり遂げた時の喜びは、参加するだけの時とはまた別の達成感です。
■3つ目「組織を運営し、みんなが楽しむ場を作る」
そして「もっとサークルを盛り上げたい」と、サークル代表者として仲間と行ったサークル運営。
自由参加のサークルでも、組織として毎年新歓で新しい人を誘い、魅力を伝え、人数を増やしてサークルを盛り上げ続ける必要があります。
また、企画には危険も多く、月一回の月例会で安全面の検証。
新歓のための様々な準備・対策、実行。
新入生のフォロー、魅力的なイベントの継続企画。
全体合宿・新歓合宿などの全体イベントの段取り。
はるか上の代のOBとの窓口になるなど、様々な業務を行います。
ちょうど私が代表者だった時は、サークルを「大学公認」にするために大学教授へアピール活動をしたり、暇な5年生 大学大好きな人が沢山残ってくださっていたため、飲み会の数・企画の数が大量に増えるという、幹事長泣かせの賑やかな時期でした。
サークル内でも、価値観はばらばら。
自分の楽しみ最優先の人。
サークルの事は考えるが、意見が対立する人。
本格的なアウトドアに挑戦したい人と、真逆でもっと軽いイベントをしたい人。
そんな組織への意識は多種多様な中、運営のためには協力してもらうことも多く、意見がぶつかることもよくありました。
そのおかげで、一番勉強になったのは、
人に動いてもらうには、
「理論」ではなく、「感情」が大事
という事。
私も結局このことに気付いたのは、引退してからですが。
でも、社会人生活も
まさにこの通りだと思います。
(だから根回しが大事)
このように、
全力で遊ぶ中で、社会でも役立つ沢山の事を経験できた。
‥と思います。
最後に、
私が参加した企画まとめ
【川企画】
■川辺川‐球磨川(熊本県)
■犀川-万水川(長野県)
【山企画】
■雲取山(埼玉)
標高2,017m
■八ヶ岳-赤岳(長野)
標高2,899 m
■大雪山‐トムラウシ(北海道)
標高2,141 m
■金峯瑞(山梨)
標高2,599 m
■瑞牆山(山梨)
標高2,230m
■雲取山②(埼玉)
標高2,017m
■霧島山(鹿児島)
標高1,574m
■茶臼岳(栃木)
標高1,915m
■八ヶ岳-赤岳②(長野)
標高2,899 m
■瑞牆山②(山梨)
標高2,230m
■八ヶ岳-赤岳③(長野)
標高2,899 m
【自転車旅】
■南九州チャリ
(宮崎→鹿児島→熊本→福岡)
■北陸チャリ
(富山→新潟)
■道東チャリ
(北海道中標津→知床→網走→富良野)
■日本横断チャリ
(富山→東京)
■沖縄チャリ
(那覇→名護→北谷→那覇)
■富士チャリ
(山梨→富士山)
■北海道チャリ②道西
(函館→稚内)
■沖縄チャリ②
(那覇→南側)
■富士チャリ②
(静岡→富士山)
■北海道チャリ③道東
(中標津→知床→網走)
■南九州チャリ②
(熊本→鹿児島→宮崎)
■瀬戸内海チャリ
(広島→愛媛→広島→香川→徳島)
■富士チャリ③
(山梨→富士山)
■北海道チャリ④道央
(札幌→十勝→富良野)
《ここまでのまとめ》
■「好きな遊びに全力になれない奴が 仕事に全力になれるわけない」
→本当にその通り。
■本当は・・
サークルの話を書こうとしたとき、ブログでは書けないエピソードや載せられない写真(主に酒による失敗)ばかりで、そうゆう堕落した要素をすべて排除したら、こんな就活のような素晴らしいブログになりました。
■でも、「社会人生活は、そんな大学生活の10倍楽しい」(by三沢千代治氏)
→本当にその通り。
これだけ遊んだ経験より、社会人生活はもっともっと楽しい。