大学時代、沢山の最高な思い出と共に、
思い出せない(思い出したくない)数々の失敗・・
素晴らしい沢山の体験ができたのは、
全てビールのおかげ(せい)でした。
《ビールから学んだ教訓まとめ》
■イチダン、カチク
・イチダン(1年生男子)の身分は「家畜」
・抗えない絶対的な身分制度
・人間ではないので人間扱いされない。
・飲めと言われれば理由がなくても飲む。
・家畜の過酷な1年間を乗り越えると人間(奴隷)にレベルアップできる。
・その後の進化は、
2年男「奴隷」
3年男「人間」
4年男「神」
・3年生でサークル代表をした時「人間」に昇格していたにも関わらず、「神を超えた存在(留年生)」が沢山いて、家畜扱いが続くという理不尽。
・「世の中の厳しさ」と、「価値観は絶対ではなく相対的なもの」という真理を学びました。
・でも神超えは迷惑です。
■ビールは奇跡の水
・ビール以外のアルコール禁止。
→飲みやすくて度数の高い酒は、うちのサークルの場合本当に危険なのでビール縛り。これは本当に大事。
→誰かが間違えて色物を注文したら、一瞬で証拠隠滅。
・コール禁止
→ウルサイし会話できない。ビールへの冒涜。
■Reset
・家畜が神々がいる飲み会で生き抜く為の必須スキル
・全ての負債を消滅させるが、体力消費激しい。
・オールでは、飲む→リセット→飲む→リセット→飲む・・ 不毛な作業の繰り返し。
・これは社会人になっても役立つ。
(ちょっとした資格なんかよりも汎用性ある。)
■飲めば全て許される
・目の前のグラスをあければ、大概の事は許される
・やらかしたことの大きさによって量が決まる。
(目には目を。罪にはビールを)
が、酔ってさらに粗相をするので、悪循環
《本当に役立った名(迷)言》
■ハケバ ハクほど 強くなれる。
・人間は瀕死→回復を繰り返すと強くなる。
・サイヤ人と同じ原理。
■風邪はビールで治る。
・酒は百薬の長
→適量の酒は、薬になる。
→尋常じゃない量の酒は、二日酔いになるが、大体の悩みと不調は二日酔いが治るのと一緒に消える。
・水を2リットル飲むのは苦痛だけど、ビールなら何リットルでも飲める。
→風邪引いたから飲み会いけませんは通用しない。
成功を祝うのはいいが、
もっと大切なのは
失敗から学ぶことだ
ビル・ゲイツ
《酒の失敗》
■花見地獄絵図をTV取材されて翌日OBに怒られる
・3年でサークル代表時、新歓時期の戸山公園花見事件。
【経緯】
花見ではビールがぬるくなるというサークル員からの陳情
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代表者権限で特別に今回の花見のみ「ビール以外の酒」も許可する。
→これが失敗の元。
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誰かがズブロッカを持ち込み、飲み会は地獄絵図に。
↓
運悪く連日の早大生の戸山公園花見騒ぎをTV局が取材・遭遇してしまう。
(コールしないからうちのサークルはそんなにうるさくないのに。)
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代表者として取材を断る交渉をする。
が、その後ろでインタビュー(罠)を喜んで受けるろれつが回らないサークル員とその背景のゾンビ達。地獄絵図も映される。
↓
翌日、「狂気!早大生の春の桜の騒ぎ」とTV放送される。
↓
はるか上の会ったことがないOB(社会人)の方々から怒られる。
TVで痴態を晒した事よりも
「なんでビール以外を飲んでいるんだ?」とビール以外飲んだ事を怒られる。
「ビール以外禁止」は先人たち知恵であり、
ルールを守る大事さを身を持って学びました。
■早慶戦プラチナチケット、全部無くしたよ事件
・当時、和田・鳥谷の活躍で早稲田野球部の全盛期
・販売数が限られたチケットをサークル員全員に協力してもらいかき集め、早慶戦応援を企画
【経緯】
土曜日1試合目観戦 早稲田の快勝
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盛り上がる・新宿コマ劇場で飲み
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私は企画者&当時2年生「奴隷」なので、当然飲まされ2次会で潰される
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記憶を失い、気付けば3次会に強制連行される
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そのまま朝まで飲み続ける
↓
早朝、会計して、日曜日第2試合の観戦に向かおうとするが・・
「あれ?鞄がない」
どうやら2次会で潰され、意識がないまま身柄は拘束され3次会に強制連行されたが、鞄は放置されたらしい。
鞄を丸ごと失う。
財布も。
そして、2日目の早慶戦チケット×人数分30枚も。
・・
二日酔いで頭はガンガン痛く、
猛烈な暑さ。
オールした人は全員疲れて帰ってしまい、打上げ・チケットを無くした事情を説明できる証人、庇ってくれる人は誰もいない。
お金もチケットもないが、それでも、企画者として2日目から参加のみんなが待つ球場へ向かわなければ・・
本当に何もかも放り出して、帰って寝たかった。
100ハイの最後の方の1歩よりも、精神的にきつい1歩だった。
高校の部活のきつい1歩よりも、情けない気持ちでいっぱいの1歩だった。
その後のことはよく覚えていないが、
2日目の打ち上げでは、無くしたチケット分を飲ませていただき、速攻で潰れました。
「これ私だけのせいじゃないよね?」
と言いたかったが、
その言葉はビールと一緒に飲み込みました。
中間管理職としての責任の飲み込み方を学びました。
《いろいろな経験をさせてくれたビール》
■失ったモノと数
・財布
→3回
(そのうち2回は免許も一緒になくし、再発行で免許番号の末尾は「2」)
・記憶
→飲んだ夜の数だけ
・酒の失敗を恥ずかしいと思う心
→カケラも残ってない
■得たモノ
・沢山の思い出
→酒は心の接着剤
・ビールへの愛
→就活ではキリンビールの内定もらえました。
(日本一周でグリーンラベルをずっと飲んでいたエピソード×軌跡の水について熱弁)
・失敗から学ぶ心
→酒での理不尽さに比べたら、社会の理不尽さはまだ許容範囲