2002年 大学2年の夏 自転車日本一周に挑戦
《約20年前の日記と写真まとめ》

前回に続き

https://harakuro.com/nihonnissyuu1/


本州南下!自転車故障との戦い

36日目(2002年9月4日)
北海道→青森スタート
早朝のフェリーで本州へ戻ってくる。が、猛烈な眠気。

不要な荷物を郵便局で実家に送り、コンビニで朝食。
いよいよ本州南下!新鮮な気持ちでスタート!

・・・が、
上り坂で「ボキン」という音。

「まさか・・」と思い見ると、スポークが1本折れてる・・

流石にムカついた。
調整してもらって、荷物も減らして負荷を減らしたばかりなのに・・
自転車屋で直してもらう。

やる気が1/3ぐらいになる。マックで携帯充電かねて休憩し、
そして気を取り直して再出発!

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浪岡・黒石・平賀駅ゴール
13号線を走る。北海道に比べて、どこに行っても人がいる。
街がずっとつながっていることが新鮮。

道の駅にて
こけしの黒石

平賀駅近くの中央公園で野宿。
50㎞










37日目
平賀公園スタート

朝早く出発する予定が、7時半まで寝てしまった。野宿で12時間も寝た。
疲れがたまっているようだ。

公園野宿

引き続き13号線を走っていると、通りすがりのおじさんが「ちょっと待ってろ!!」と突然声をかけてきた。
待っていると家からリンゴを5個持ってきてくれた!
ありがたい!

でも、軽量化もしたいのでおじさんと話しながらその場で2個食べる。残り3つは非常食にしてひたすら走る。

13号線は広くて快適






道の駅ひろさき
来るときもM浦と食べた「がんばっ亭」でまた食事。

バランスある食事がありがたい。

そして同じチャリダーと知り合う。本州では初。
東京理科大の4年生サイクリング部の先輩。
就職が決まり飛行機で青森まで来て、3日間温泉めぐりをしているそう。

汚い野宿旅と優雅な温泉巡り

将来就職決まったら、そんな優雅なチャリ旅をしよう、と決める。
(そして実際に瀬戸内単独チャリを楽しめた)






道の駅碇ヶ関
天気がいいので色々な所に寄り道。

昔はここで処刑も行われたらしい。

矢立て峠は、峠というより緩やかな登り坂。






秋田県入り 大館ゴール

秋田犬
きりたんぽ

鷹巣まで進みたがったが、調べると鷹巣には温泉がない。
久しぶりに温泉に入りたかったので大館市泊に決定。
大文字温泉に入り、コインランドリーで洗濯。

久しぶりにきれいになった!
42㎞










38日目
大館スタート

出発したとたんに雨。
急いで雨用装備でぬれずに済む。







道の駅鷹巣
途中で雷が鳴り大雨。道の駅で休もうにも時間が早すぎて開いていない。
仕方ないので覚悟を決めて進むと次第に雨が弱まってくる。

雨の中の神秘的な景色






道の駅二井・能代・風の松原
道の駅はしょぼい。北海道ほどお金がかかっていないのか。
松原は松ばかり。松の樹海のよう。本当に遭難しそう

森というより樹海







八竜・大潟村・道の駅てんのうゴール
竜のインパクトの強い八竜。もしかして8匹いるのか?

小学校にまで竜がいる

そして見渡す限りの田園地帯。

八郎潟を埋めたてた土地

海の水位より低いところにこの村はあるらしい。

北緯40度

道の駅てんのうで野宿決定。温泉があり、2日連続の風呂!
出た後閉まるまでまったりし、閉店になったら目立たない場所で野宿。
105㎞










39日目
道の駅てんのうスタート
昨夜、目立たない場所に野宿しようとしたら、こんなに目立つ場所だった。

夜は暗くて見えなかった・・

5時半に起きてコンビニがある秋田市まで20㎞走る。しんどい。
ずっと直線の道。

北海道を思い出す





秋田
吉野家とコンビニを発見。お腹がすきすぎてはしごする。
満腹になったが、その後何もしたくなくなる・・






道の駅岩城
休憩室が涼しかったので30分休憩。出発すようとすると話しかけられる。
松尾芭蕉が通った道を歩いて旅したことがある八竜出身の人らしい。
昨日と負ったので話が合う。





本荘市・道の駅にしめ





白瀬南極探検隊





道の駅象潟
観光客が多くていずらい。足湯だけして少し疲労回復して進む。
芭蕉が歩いた道を進む。






道の駅鳥雲・酒田市
日本海に出る。ようやく晴れて綺麗な夕日

酒田市でゴール。デジカメの調子が良くない。凹む。
130㎞





デジカメ故障と意地の企画合流!!

40日目
酒田スタート
朝起きてもデジカメが治っておらずショック。
すがすがしい朝日と広い空を撮りたかった。



道の駅みかわ
向かう途中でスポークが折れる。累計11本目。
ムカつくが、怒っても仕方ない。自分で直す以外道がない。
何とか応急処置をして爆弾を抱えながら進む。



鶴岡市
自転車修理もデジカメ修理も断られる。
やる気が出ないけど進むしかない。



道の駅月形
やる気が出なくても、しばらく走り続けると段々調子が上がってくる。
そしてベスト電器発見。デジカメを修理に出せた。
そして使い捨てカメラをサービスしてくれた。ありがたい。




湯殿山
急にタイムスリップしたような村。
天気はいいが山で人が全く通らない。
こんなところでスポークが折れたら・・と悪夢が頭をよぎる。
とてつもなく長い道で、本当にこの道でいいのか不安になる。






道の駅西川
ようやく道の駅。人がいることにほっとする。
カレーを食べて体力も回復。

ダムから噴水が上がる。







寒河江ゴール
風呂は見つかったが、コインランドリーがない。
今日も洗濯ができない・・
テン場は廃校・・

110㎞






41日〜45日までデジカメ記録なし・・

41日目
寒河江スタート

5時起きでセブンで朝食をとりスタート。
105号線から19号線へ。
微妙な上り坂できつい。汗が滝のよう。




上山・米沢・喜多方
ずーっと上って、ようやく下り。下りながら見えた果樹園は絶景だった。
気持ち良い広い道だが、ハンガーノック気味。
そして待望のコインランドリー発見。昼間だけど洗濯。
洗濯を待ちながら久しぶりの笑っていいとも




道の駅田沢・喜多方
市とは思えない村のような風景に落ち着く。
道の駅田沢は観光客が沢山。
東北最長の大峠トンネルは交通量が少なくてよかった。




磐梯山・五色沼
そして、恐怖の山越え。ずーっと上り。
そしてどんどん暗く寒くなってくる。夕日はきれいだが焦る。
20㎞ぐらいずっと登り。山だから当然か。
とにかくつらい。
そして山道ナイトラン。ライトを消したら目をつぶるのと同じ闇。
周りの林が怖い。初めての体験・・



合流
そしてついに、自然人磐梯山企画組と合流!
久しぶりの再会と安心で感極まる。
飲む・飲む・吐く・そして飲む
130㎞










42日目
五色沼

久しぶりのサークルテント。大きいけど暑い!
お昼まで企画に合流して一緒に二日酔い・・
そしてバスで帰る仲間を見送って、喜多方に戻る。



喜多方
昨夜あれほど怖かった道が、昼間はさわやか。同じ道とは思えない。
ずーっと下り坂で風で目が痛い。
喜多方でラーメンを食べるが体がだるい。疲れと二日酔い。




塩川・河東・会津若松ゴール
日差しが強く猛烈な暑さ。つらい。
今日は休もう、と地元の人に勧められた健康ランドへ
初の健康ランド泊
60㎞









43日目
会津若松スタート

健康ランドのお陰で体調回復。
鶴ヶ城を観光し、デニーズで朝食。
スタートするが、どんどん暑さが厳しくなる。




会津坂下・西会津・津川・鹿瀬町
日本海側に向かうため、アップダウンが厳しい。
体力的には厳しいが、厳しいと分かっているので気持ちの覚悟はできていた。
体力より、スポークが折れないよう自転車を気遣う。




三川・道の駅阿賀の里
阿賀野川が水量が多く美しかった。
そして道の駅阿賀の里の3㎞手前でスポークが折れる。
そして暑い。




水原・新潟
水田が広がる。
新潟は蒸し暑い・・
今日のテン場は競技場の軒先を狙う。
125㎞










44日目
新潟

朝起きると雨の音。やる気が出ない・・
そして走るコースも1年生の時の北陸チャリコース



西川・巻・吉田
去年と同じはつまらないので402号ではなく、116号を走ってみるが失敗。
狭いうえに交通量が多い。そして雨。




和島村・越後出雲崎・天領の里・刈羽村
雨で寄る場所もなくひたすら進む。
良寛資料館は入館料500円で断念。
去年野宿した天領の里もスルー。刈羽村は長い坂。




柏崎ゴール
海の駅でハーブ湯という温泉に入り回復。そしてコインランドリーも発見。
デジカメ早く復活してほしい。
90㎞






命がけの豪雨の親不知峠


45日目
柏崎スタート

夜中にバイクの音で眠れない。テン場が失敗だった。
コンビニで朝食して出発


米山・大潟・上越
暑さで休憩をこまめに取りながら進む。
梨が水分と糖分を一緒に撮れてうまい。



能生・糸魚川
昼間なのにどんどん暗くなってくる・・


親不知
この旅一番危険な場所で危険な天気。
雨は土砂降り。トラックがひっきりなしに通る。
1台1台が通るたびに風圧で転びそう。
必死で集中する。視界も雨で悪い。
アップダウンに比べて急カーブでさらに道が狭い。
ロングトラックの後輪に引き込まれそうになり、避けて壁に手をこする。
急ブレーキでこける。(後ろからトラック来てたら死んでた)
本当に命がけ。




朝日・黒部・魚浄・滑川ゴール
本当に必死で走る。
雨でびしょぬれなのでどうしても銭湯に入りたく、ナイトランをして滑川まで進む。今までで一番苦労した日。

ようやく銭湯を見つけ温まり、近くの公園でテントを張り、そしてビール・・・
言葉が出ないくらい最高!!
(この時のキリングリーンラベルの味を、キリンビールの面接で話したら内定もらえた。)
140㎞









46日目
滑川スタート

5時なのに朝釣りの人が多い。
海と朝日と人の光景が美しい。
デジカメが直るのに時間がかかると連絡があり、新しく購入を決める。


1号線のサイクリングロードを走っていると、海水浴で裸でバスタオルのお兄さんが走って追ってくる。
止まってみると「がんばれよ」と缶コーヒーくれる。
わざわざ走って追ってきてくれてありがとうございます。




富山・小谷部
富山城跡の横を通り9号線へ。
ローソンで休憩するが、店長に駐車場で食べないでと怒られる。
え?どこで食べればいいの??



金沢ゴール
トラックと車がうざい。159号線は狭い。
90㎞










デジカメ復活!金沢観光

47日目
金沢観光

デジカメをやっと買う!!

当時の大河ドラマ、利家とまつの舞台
兼六園





48日目
金沢スタート

1日休み体力回復。デジカメが復活したのが嬉しい。



松任・安宅の関・小松
8号線をひたすら走る。
一日自転車に乗らなかったら身体が重い。

安宅の関は弁慶・義経の像


加賀・芦原・芦原温泉ゴール
北潟湖は曇っていて残念。
途中で警官に職務質問される。
この辺をチャリで走っているのは珍しいのか。
大学名を聞かれ、早稲田と話したらそれ以上何も聞かれなかった。
・・・
記録忘れ








49日目
芦原湯の町

駅でパスタを食べ出発。
雨がだんだん止み晴れてきた




越前松島
押し寄せる波と松が美しかった。

宮城の松島に似てる。



三国・雄島
島全体が神域らしい。
宮崎の青島みたい。






東尋坊
自然の雄大さ。

呼び止める標識が沢山。




福井ゴール
17時の市街地は日本中どこも一緒で車が沢山。

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夕日はきれいだった


夕食はカップラーメンとおにぎり。普段の一人暮らしと一緒。
運動公園をテン場にする。
夜風が涼しく、鈴虫の音色が聞こえる。寝るのがもったいない夜。
40㎞









天気回復!晴れた日本海チャリ

50日目
福井スタート

久しぶりの晴れた朝、清々しい!
ファミマで朝食食べてスタート

球場のスコアボード裏野宿








武生・道の駅河野
刃物の町武生を過ぎるとずっと上り坂。

そして上り坂を過ぎると・・




こんな景色が広がる。









道の駅河野
広大な海に雲が浮いている。
言葉では言い表せない美しさ。

景色はいいけど、下り道は殺人的な幅寄せをしてくるトラックとの命がけの攻防・・

下り道のスピード制御と暗いトンネル、トラックで集中しっぱなし。
景色はこんなにもきれいなのに・・





敦賀
ファミマで昼食すると、天気はますます良くなってくる。
銀河鉄道777の銅像

「旅立ち」




柴田氏庭園
庭の木々の隙間から山が見えるよう計算して作られたらしい

落ち着く・・





若狭湾・五木
立っていられないほど風が強い。もう秋か。
近くの小学校では運動会の練習をしている。
27号線を通って内陸へ。





小浜ゴール

雲が綺麗。


綺麗な景色とは対照的に、トラックとの闘いは続く。
小浜に近づくにつれて車が多くなる。

人魚伝説のある小浜

秋の気配を感じた一日
今日は海沿いの公園で野宿
110㎞








歴史的な日(の2日後)に歴史的な場所で・・

51日目(9月19日)
小浜公園スタート
昨夜なついてきた黒猫がテントの近くに来たので朝食を分けてあげる。
朝露で濡れたテントを干している間かまってあげる。

公園でテントを干す
人慣れしている

そして、テントを畳パッキングをしていると散歩のおじさんが話しかけてきた。



そうか、この辺りで拉致事件があったらしい。

野宿とか、当時だったら絶好のターゲットだったかもしれない・・
(後で調べると、2日前の9月17日に小泉首相が日朝首脳会談して、北朝鮮が初めて拉致を認めた時期だった。)

こんなきれいな所でそんな事件が起きていた。

美しい景色だけど・・


昼間はきれいな景色だけど、確かに夜は人がいなくて危なそう・・
昨夜もしこの事実を知ってたら眠れなかった・・

27号線になるとまたトラックとの争い

拉致の確立より、交通事故の確率の方が圧倒的に高い・・





高浜・舞鶴
道の駅高浜で休憩。昼間は暑くて休憩が多い。
築地から来たという観光客にハッカ飴をもらう

本屋で中国地方のツーリングマップを買う。これで全国そろった!

歴史の本で読んだ安寿と厨子王

京都に入ったので歴史や昔話の舞台が沢山ある。

知り合ったチャリダーに聞いた道を進む。
海と山を両方楽しめる。





宮津ゴール
そして宮津ゴール!
銭湯があったので入るが信じられないくらい古い・・
古い街だからか。
コインランドリーは布団用の大型しかなく700円と高いので断念。
水道で洗ってテン場に干す。ますます浮浪者っぽくなってきた・・
地元のおじさんに教えてもらった公園で野宿。
高台なので上るの大変だったが、見晴らしがいい
80㎞







52日目
宮津スタート
高台のテン場は海と朝日が見えて最高。

洗濯も水洗いでベットもないけど、この景色とコンビニ飯で最高の宿泊。





文殊寺

「三人寄れば文殊の知恵」の文殊寺
不思議に力と知恵が授かる力石
力が湧いてきた?





天橋立
天下の観光地。
朝早いので観光客は少ない。

地元の中学生の通学路。
昔からの観光地として多くの人が訪ねてきた場所。
この場所に立って除くと・・
天に続く橋が立っているように見えるそう

体制が結構きついけど、折角なのでやって、さらに写真も。
他の観光客はバランス崩してこけてた。








弥栄・綱野・久美原
53号線を進むとのんびりとした田舎風景。

天気がいいからほのぼのする
夏休みの田舎

夏休みという言葉でふと、大学授業を思い出す。
が、意図的に脳から消去。

コンビニが全くなくハンガーノック寸前だが、その状態で峠越え。
きつかったが、車が少ないのでまだましだった。







豊岡・城崎ゴール
兵庫県に入る。
湖の中の鳥居が厳かな雰囲気

「城崎駅で駅寝ができる」とサークルメンバーに聞いたので行ってみるが、観光客が多くて無理。
仲間と一緒なら終電まで待って(飲んで)人がいなくなってから駅寝できるが、一人旅で早めに寝たい場合は無理。



仕方なくテン場を探す。
観光客が多く、チャリンコ旅のみすぼらしい恰好は注目されるが全く気にならない。

人が多いので公園は騒がしく、やっと街はずれでキャンプ場をみつける。

北海道以来のキャンプ場。貸し切り。

折角なので温泉に入り、閉店22時まで充電。
今日はまともな生活だ。
70㎞










今この瞬間しか見れない絶景!

53日目
気比の浜

朝、漁師の船音で目覚める。流石に朝早い。
雨かと思ったら朝霧。

今日は曇りか‥と凹んだが・・


豊岡海中公園・日和山
朝、コンビニがないが、買っていたパン1つ食べてスタート。
いきなり急な登り坂。

そして上り切って振り返ると・・





・・・




朝霧が城崎の街を飲み込もうとしていた!!





超絶景!!!!!!!

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もののけ姫のクライマックスシーンのように朝霧がどんどん侵食し、
山と街を飲み込んでいく・・



今、この瞬間に、この場所でしか見れない絶景

きつかったがそれを忘れる景色にしばらく見入る・・







竹野・佐津・香住・余部
とはいえ、進まないといつまでたっても食事ができない。
朝から峠越えをするも、漁村ばかりで店がない。
ハンガーノックで倒れそう。ふらふらしてくる。

それでもいろいろと寄り道はする。





浜坂
サークル後輩の地元の浜坂でようやくコンビニ発見。
弁当を買って駅の待合室で食べる。
何とか動けなくなる前に栄養補給で来た。





八坂峠・浦富海岸
名前からして八つも峠がありそうで警戒した峠だが、1つだけだった。

ただ、きつい

そして下ると日本渚百選の海岸

その後、ずっと微妙な上り坂が続く。
これを超えれば鳥取県。
強烈な西日に照らされながら、汗だらだらで進む。







鳥取砂丘ゴール
そしてついに鳥取砂丘!!
何とか日が暮れる前につくことができた。

有名な鳥取砂丘
人がアリのようだ


砂丘から沈む夕陽を見て、市街地へ

20分ほど下り久しぶりの市街地。
久しぶりのコインランドリーと非常食を買う。
にぎわっている町は久しぶり。


ふと、空を見ると満月!!


え・・・
この月、砂丘から見たいきれいだろうな・・


と、ナイトランで上り坂を逆走。
一人旅なので思ったことをすぐにできる。

そして、誰もいない砂丘で月を見ながら缶ビール・・・

「本当に人生で最高の旅をしていると感じる。
二度と来ないこの瞬間を後悔のないよう、色々なことに挑戦しよう」

(日記そのまま抜粋)


その日は近くの公園(駐車場)で野宿
95㎞








54日目
朝5時に起きてパッキング。
朝の鳥取砂丘にも寄る。
意外にも数人観光客がいたが、昼間よりは静か。

朝の砂丘独り占め
夕方・夜・朝と3回楽しみました。



そして再び鳥取市街地へ。
早朝で人が少なくいい雰囲気。

鳥取駅
時計塔 日本・ロンドン・ニューヨークの時間を指す
麒麟獅子


ガストで朝食も、朝食前に10㎞以上走ってお腹すいていたので3回おかわりする。
満腹になってようやく調子が出てくる。





白兎・気高・泊
神話の街白兎の海

ウサギでもワニ鮫でもなく、サーファーだらけ。

坂を上っていると久しぶりに雨。

野宿旅は本当に天気に気分が左右される。
天気がいいと気分がいいし、悪いと凹む。
太陽が昇るのと同時に起きて、沈むと寝る。
自然のままの生活。

と、思っていると土砂降り・・
泊駅に避難して雨宿りしているとやむ。





羽合・北条・大栄
ハワイは名前だけ。
道の駅大栄はコナンの街

作者の小学生の頃のノート






赤崎・淀江・米子ゴール
道の駅のうな重500円。
食べて満腹になると疲れと寝不足で急にだるくなる。
それでも進むしか選択肢はない。

地元の人によると、よく某国から漂流してくるらしい。

9号線を1時間休憩なしで走り続ける。

だんだんハイになってくる。

景色はきれいだが、交通量が多い。

雲がきれいだった。
結構海が荒れてたけど、地元の人にはこれが普通?





米子ゴール
やっとゴール。久しぶりの温泉に入るが、運悪く休日で激込み・・
子供も多く、休憩所で閉店まで休もうと思ったがとても無理。
テントで早めに寝る。
100㎞









最高の自転車旅日和の一日!

55日目
皆生温泉スタート

疲れていて7時ごろ目覚める。


ローソンで朝食。
コインランドリーをしながら充電を試みるがコンセントなし・・

今日は雲があるが天気がいい。
秋の空





弓ヶ浜
風が強く波が高い。
絶好のサーフィン日和。

そしてまた最高の場所で最高の景色

空・海・雲、すべてが綺麗


しばらく海岸でまったりする。

日差しは強いが風は涼しくなってき手心地いい





境港
水木しげるロードは観光客も沢山

昼間はいいけど、ちょっと夜の野宿は・・
境港はまた観光出来たい。見どころ多い。






大根島・松江・秋鹿
天気が良く最高のサイクリング日和

宍道湖沿いは落ち着いていていい。
日光浴する人も多くのんびりしている。





出雲ゴール
景色はよかったが食事場所が混んでいてなかなかちゃんと食べられず。
それでも出雲大社の吉兆館が17時までなので間に合うように急ぐ。
何とか16時30分に着く





稲佐の浜
一通り見学した後、近くの稲佐の浜で最高の夕日

最高の場所で最高の夕日

最高の体験。

近くで出雲そばを食べて公園野宿。
95㎞









西日との格闘の日々!


56日目
道の駅大社

朝7時に目覚める。

昨日のテン場


ポプラで朝食を食べているとおじいさんに大社名物のちくわをもらう。
身なりが汚いからみんな憐れんで恵んでくれる笑
ありがたい。




手引ケ浦台場公園

こんな身なり・・



9号線の抜け道である277号線はいい道

のどかで
落ち着いた道





道の駅キララ多伎
きれいな城のような建物。
自動販売機が異様に多い





大田・仁摩
サンドミュージアム入場料700円は少し迷うが、暑さから逃れるために入る。

一年の砂時計。






江津
あまりの暑さで体調が悪くなる。
疲れとダルさ。
浜田まで40㎞が果てしなく遠く感じる。

午後はいつも西日との闘い。
ひたすら西日に向かって走る。
夕方になってもまだ暑い






浜田ゴール
やっと目的地に着く!

一日戦った太陽と別れ

風呂に入らないとやばい!
(体力回復として。汚さは慣れた)
と、苦労して銭湯を見つけ、体力回復。
やっと疲労が落ち着いてきた。

今日は風呂に入らないとやばい!
(体力回復として。汚さは慣れた)
と、苦労して銭湯を見つけ、体力回復。
やっと落ち着いてきた。
100㎞










迷った時はきつい方を選ぶ

57日目
浜田スタート

道の駅ゆうひパークはきれい。
ポプラで朝食を食べるが、買ったカルボナーラがぱさぱさで失敗・・
気を取り直して出発。






道の駅ゆうひパーク三隅
やっとたどり着いたが、9時15分になっても開かない。
10時までは待てないのでスルー

9号線から171号線へ
再び田舎道で落ち着く。



つり橋効果がありそうな橋
ここで携帯を落としたらアウト
彼岸花。もう秋か。。

益田・美里ヶ浜
12㎞続く砂浜。






田万川・須佐
少し寄り道をしてホルンフェスル大断層を見るかどうか迷う・・
迷ったときは、やる。
(OHDでは迷ったときはきつい方を選べと学ぶ)

そして、久しぶりのアクシデント!
タイヤごと交換して数を増やしたスポークが折れる・・!!

応急処置をして進む。

挑戦してよかった。
挑戦しなくてもスポークはどこかで折れていたので、挑戦した分気持ちは落ち込まない。







ホルンフェルス大断層
駐車場から結構歩く。それだけ自然豊かという事か。
そしてたどり着く。

上から覗く
苦労して見に来てよかった





その後、夕陽を見るために休憩・エネルギー補給せずに走り続ける。






そしてついに・・

阿武ゴール

90㎞












58日目(9月26日)
阿武スタート

5時30分に起きて6時スタート
まだ暗い。そして寒い。
昼間との寒暖の差が大きい。





反射炉






松下村塾

思っていたよりこじんまりしている。

ここの木々は彼らをずっと見続けていたと思うと不思議な気持ちになる。

高杉んち
木戸んち







三隅
久しぶりの峠。無心でひたすらこぎ続ける。
道だけを見てひたすら足を動かす。
それを超えると山に囲まれたのどかな道が続く。







大正洞






秋吉台
天国のような、雲の上を走っているような道

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また走りたい道
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北海道美瑛を思い出す







秋芳洞
観光客・・
大自然も凄いが、観光客の数も凄い。

デジカメではなかなかうまく撮れない




美弥
駅の近くのスーパーで食事。
スーパーの駐車場広いので、テン場にできないか企み中・・
降ってきた・・大目に見てほしい・・
80㎞








《ここまでのまとめ》

■本州南下編58日目で完了!
→2回でまとめようとしたけど無理でした。
というか、本当にまとめるの大変・・
日記を読み返して、写真を探して、休日丸一日がかりです。



■ すでに9月26日。
→あと数日で後期授業スタート・・