「ビリギャル」《Wikipedia》

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格する話








私の大学受験も

大体そんな感じでした。

1年6か月かかったけど












《まとめ》

・炎天下の中、校庭何十周も走る事に比べたら、クーラーの効いた部屋でやる受験勉強は天国。


・部活のエネルギーを勉強につぎ込めば、1年半あればだいたい何とかなる。(ただし4年生では14時間/日以上勉強)




次から大学編へ・・























・・・と、精神と肉体をやられる部活や、地獄門の40キロハイク1位に比べると、受験勉強は普通でした。








あまり深掘りするネタはないのですが、もう少し勉強がらみの色々な実態や方式を書こうと思います。

Wikipedia先生に聞きながら。



■一発逆転の類友の法則

『類は友を呼ぶ』《Wikipedia先生》

同じような性質や趣味を持った人や物は、自然と集まる。





クラスビリから全員抜きして大学に合格する

「早稲田にはそう人しか入れないの?」

と思うほど、大学時代の私の周りは
一発逆転合格の人ばかりだった。




・・ただ単に、落ちこぼれの集まり?








そんな中で思うことは

■一発逆転は、美談ではない

努力して周囲の評価を覆して、成果を出す逆転ストーリー





ビリギャルみたいに、スカッとして美談にしやすい。





でもそれは、有村架純だから めったにない貴重な例だから美談になる。

でも、私含め「みんな一発逆転合格が当たり前」の中にいると、表面的には見落としている本質が見えてきます。







それは、

「一発逆転は、凄くも偉くもない」

ということ。










なぜなら、一発逆転達成者は、
それまで努力をサボってただけ。

それを、後から努力して、ただ追いついただけです。












「一発逆転を達成するのを美談だと思ってしまうこと」は、

学術的に言うと、
『ハロー効果』《Wikipedia先生》

ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。認知バイアス。

ハロは太陽にかかる淡い光のこと。らしいが。。。



よくわからない・・




つまり、凄く簡単に言うと、

不良がたまにいいことをすると見直されて株が上がる効果

別名 『映画の時の優しいジャイアン効果』








■学力最下層のリアル

では、普段から頑張っていなかった学力最下層はどのようなレベルなのか、その実態に迫ります。





「昨日、テレビ見ちゃって全然勉強してないわー」
「俺も。漫画全巻読み直して全然勉強出来なかったー。テストやベー」

テスト直前のこうゆう言い訳の報告を、学術的には以下のように言います。



「セルフハンディキャッピング」《Wikipedia先生》

自らにハンディキャップを課すことで、たとえ失敗した時でも他のせいであると言い訳ができるようにして自尊心を守る。成功した時はハンディキャップがあるのに成功した、と自己の評価をより高められる予防線を張る防御的な行為である。これらの行動に、能力の向上や生産的な価値はない。



別名:『勉強してないアピール』




大体こうゆう会話をするのは、学力が普通レベル(偏差値45~55)の人が多い。


トップレベルの人達(偏差値60以上の神々)は、
「え?テスト前なのに何でそんなことしてるの?」
と勉強してないアピールを本気で心配してくれます。






そして、私や陸上部エースのY岡のように、学力最下層レベル(偏差値後述)になると

「実力テストの為に勉強なんかしたら、本当の実力が測れない!勉強なんかしちゃダメだ!」






と、「セルフハンディキャップ」を通り越して、

「本当の実力とは?」

という問いに真正面から挑みます。

二度目






自尊心を守るとか、予防線を張るのではなく、
完全に『ノーガード』









別名:『完全降伏』





そしてもちろん、
これらの行動に、能力の向上や生産的な価値はない。








■有言実行


そして、そのスタンスのままテスト期間に突入。


Y岡

「来週テストだけど、間違って勉強ないように、お前の勉強道具、俺が預かるよ」



「ああ、サンキュー!じゃあ、俺もお前の勉強道具預かるよ」


と、

お互いの勉強道具を預け合い、
うっかり勉強(無駄なあがき)をしないように
お互い自分のロッカーに入れて、それぞれ鍵をして、
テスト期間中ずっとお互いの教科書やノートを「保護」します。

ちなみに、自主カクトを乱発しているので、ノートにそれほど価値はない。



そのお陰で、テスト勉強で部活自粛の間も、
雑念を消して、「部活」に専念出来るのです。





こうして、お互い助けあいながら、高み?を目指します。





別名 :『抜け駆けするなよ』











■実力勝負の結果


こうして、「勉強出来なかったアピール」どころか、
「物理的に勉強が出来ない」状態で、
ありのままの本当の実力でテストに挑みます。




■私のテスト結果


5点

全然わからなかったが、かろうじて適当に書いた選択問題が1問正解!

(10点満点ではありません。100点満点です。難しいテストでもなく平均点50点ぐらいです。)




・・・「くそー、負けたか。。。」
と、恐る恐るY岡の結果を聞くと、






■Y岡のテスト結果


・・

0点


(10点満点ではありません。以下同文)








という事で、熾烈なデットヒートを制して

見事勝利!!







■最下層の偏差値は・・



偏差値のざっくりとした計算式は以下の通り。

『偏差値=50+(自分の得点-平均点)÷2』
(標準偏差は無視してクラス内のみの超概算)




これに当てはめると、

・私の得点:5点

・平均点:50点ぐらい


私の偏差値27.5 
(Y岡は偏差値25)




あれ?偏差値ってこんな数字でるんだっけ?










【仕事で使っている自己紹介では、
「偏差値27からの早大挑戦」と書くと、
偏差値の概念がよくわからなくなるため、
「偏差値40からの早大挑戦」と少しだけ学力詐称をしております。
ここでお詫びいたします。】








・・と、
部活を引退するまでは、ずっとこんな成績でした。



ただ、本当に何も勉強していないので、(NOT勉強してないアピール)
勉強をし始めると当然成績はどんどん上がりました。







「偏差値を40上げて大学に合格!」の真相は、これです。








■現在の問題

「実力テストの為に勉強なんかしたら、本当の実力が測れない!」
「本当の実力テストとは?」
という問いは、大人になっても形を変えて私たちの前に現れます。







Yしきさんからの飲み会のお誘いを、「すみません。明日健康診断なので今日はちょっと・・」と断ろうとすると、

「健康診断の為に禁酒なんかしたら、本当の健康が測れないだろ!」


と、大人になっても
「本当の健康とは?」
という問いかけと向き合わなければなりません。

大体、気付くと飲み会に参加しています。









さらに応用問題で、
「風邪気味で飲み会行けません」も論破されます。


アルコール(ビール)による
・消毒効果
・水分摂取量増加効果
・血管拡張効果
・ストレス発散効果
等、現代の研究結果では

『風邪はビールで治る説』《サークルの格言》を論理的に打ち破れない

そのため、「風邪気味」は飲み会を断る理由になりえません。









《ここまでのまとめ》

■一発逆転を達成した人は、そもそも普段頑っていない人。
→大学合格後、目標をなくして大学5年生のピンチ。
(個人的の経験です。)


■「明日健康診断で・・」と「ちょっと風邪気味で・・」を理由に飲み会を断ろうとする行為
→逆効果。「・・だから飲みたいです!」と同義語。



■そもそも「飲み会を断る」事

その行動に、能力の向上や生産的な価値はない。《Yしき大先生》

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